通常サツマイモの保存温度は13℃〜16℃が適温とされていますが、じつはこの保存温度ではサツマイモはなかなか甘くなりません。
本当に甘いと感じる糖度まで熟成するのには長い期間が必要です。
サツマイモは保管中に主にデンプンがショ糖に変わることで甘味が増していくのですが、ある特定の温度帯において温度変化を加えながら保管すると、こうした熟成を促進させることがわかりました。
当園ではこの保管方法を「あま味熟成製法」と呼んで、加工前に必ず行うことにしています。温度調整のできる倉庫で、このような特殊な保管方法によりサツマイモの糖度が17度程度になるのをまってはじめて加工作業に入ります。
このようにサツマイモの美味しさを充分に引き出しながらの製造方法=「あま味熟成製法」により、お客様に感動していただけるような干しいも造りに努めています。